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ちょっと、お出かけ

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「ちょっと、出かけへん?」
「ええっ!? もうすぐ陽が落ちるよ」
「うん」
「うん、って。もうご飯作るよ」
「ええから、ちょっと出れへん?」
「そりゃ、いいけどさ、夕食ちょっと寂しくなるかもよ。それか、遅くなるか」
「ええよ、気にせんでも。なんでも腹に入ったらええし」
「まぁた、そんな作りがいのないことを言ぅ」
「うん、ごめん、でも、出たいねん、今」
「いいけど、なんで?」
「そら、秘密や、言われへん」




「え? 車出すんじゃないの?」
「ほんの近所まで行くだけや、車なんか使わへんよ」
「そっか、ついでに買い物でもしようと思って、バッグ持ってきたけど、荷物になっちゃったな」
「ええよ、オレが持ったる」
「いいよぉ、財布が入ってるだけだもん、買い物して重くなったら持ってもらおうとは思ったけど」
「うん、じゃあ、まあ、帰りにコンビニでもよろや」
「そだね、アイスでも買おうか?」




「どこに行くかと思ったら、河原って何よ?」
「うん、まあ、そうやけど」
「ここになんか目的があるの?」
「いや別に、ないけど」
「だったら、なんで、こんなところに来るのよ? ほら、もう真っ暗になってきたし」
「ええねん、オレの顔見える?」
「うん・・・見えるけど、なんか暗くてよくわかんないよ」
「それやったら、ええ」
「何がいいのよ?」
「ちょっと、目ぇつぶってくれるか?」
「暗くてよく見えないのに、目をつぶってもしかたないと思うけど」
「ええから、気にせんと目ぇつぶり」
「いいけど・・・何する気」
「こないするねん・・・・・・」








































帰り道、左手薬指をためつすがめつする、女の姿。
満面の笑み。

「今日はがんばって夕食作るね、豪華にしちゃおうか?」
「気にせんでええから、はよ飯喰わしてくれや」
「うん」
「給料の三ヶ月分でのぉてごめんな」
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コメント

はい まんがいんく : 2010/10/06 (水) 19:29:08 修正

小説です。
軽く、どこにでもありそうなお話にしてみました。
もう少し考えないとダメでしたね。

今度は、少し練った話を書こう、っと

 DJコンチ : 2010/10/06 (水) 07:17:17 修正

留守にしている間に訪問&コメントありがとうございます。

はざま祥のお話って事は小説ですね?
続き、楽しみにしています。
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